Windowsインスタンスで音を鳴らしてみた
EC2のWindowsインスタンスはデフォルト設定ではリモートオーディオ再生に対応していないので、音声を再生できるようにしてみた。
Windows Server 2012編
まず、タスクトレイの×印の付いているスピーカーアイコンをクリックすると「Audioサービスが実行されていません。」との表示。
右クリックからサウンドを選ぶと...
オーディオサービスを有効にするか聞かれるので、有効にします。
これで音が出るようになります!
Windows Server 2008 R2編
Windows Server 2008 R2以前では、オーディオサービスを有効にするだけではダメです。リモートデスクトップで音声のリダイレクトが出来ないように設定されているので、下記のようにして音声リダイレクトを有効にする必要があります。
スタートメニューの管理ツールからリモートデスクトップ→リモートデスクトップ セッションホストの構成を選択
サーバの構成欄のRDP-Tcpを選び、プロパティ表示
クライアント設定のリダイレクト設定欄で、オーディオおよびビデオの再生が無効にされているので、チェックボックスを外す
この後ログインし直すと音声が再生できるようになる
Windows Server 2012のIE10でFlashを有効にする方法
Windows Server 2012のIE10は、デフォルトではFlashがインストールされていない上に、更新プログラムをそのまま適用しようとしてもインストールが出来ない。以下の手順でデスクトップエクスペリエンスをインストールして、Windows UpdateでKB2824670を当てる事で、Flashが有効となる。
サーバーマネージャを起動、役割と機能の追加をクリック
機能からユーザインターフェースとインフラストラクチャを開け、デスクトップエクスペリエンスにチェックを入れる
インストールが完了したら、いったん再起動を行う必要がある。
再起動後は、ログイン時の画面がModern UI Styleとなる。
次にサーバマネージャからWindows Updateを開く。
更新可能ならアップデートの中に、Windows Server 2012 用 Internet Explorer Flash Player 更新プログラム (KB2824670)がある事を確認。
更新したら再起動。
サーバマネージャからIEセキュリティ強化の構成を開く。
無効にしてしまおう。
ニコニコ動画も再生出来るようになりました!(さすがにベンチマーク用動画は重い...)
最後に
Windows7SP1や8などのRDP8.0に対応したクライアントからWindows Server 2012にアクセスする場合は、UDPも使えるようにSecurityGroupで3389/udpを開けておくとよいでしょう。